経営者がリストラしたい人5選 自分は大丈夫だと思っているかもしれない人ほど注意が必要

ライオンの値段って、いくらかご存知ですか?

結論から言いますと、思っているよりも安いです。と、僕は感じました。

ライオンの値段は10万円。

ペットショップの犬や猫よりも安いですね。

何でこんな話をしているのかと言いますと、どの企業にもライオンのような人がいると思ったからです。

要は、偉そうな感じがするけど、お荷物。

もしくは、過去に活躍したけど、現在お荷物。

あなたの会社にライオンさんについて考えてみます。

なぜ、ライオンは10万円なのか?

2020年9月20日の朝日新聞の朝刊に「ライオン10万円、猫より安い」という記事が出ていました。

ん?と思って記事を読んだのですが、要約すると、各地の動物園でライオンが余っているという話なんですね。

供給が需要よりも上回れば、価格は下がります。これは、動物でも同じでした。

ライオンというのは、繁殖が簡単で、人気があるんで、増やしている動物園も多かったようなんですが、増えすぎると、近親交配や親との闘争のリスクが出てきます。

ライオンを群で飼おうと思ったら、すごく広いスペースが必要になりますし、よく食べるんで食費などの経費もかかります。ので、飼うことができなくなった動物園が引き取先を探しているという話ですね。

10万円というのは、東京都の資産としてライオン1頭が10万円と記載されているからで、実際は無料で引き取られていることも多いようです。

ライオン2頭とシマウマ1頭が交換されたという話もあるみたいです。人気者(だった?)なのに、数が多くなるといらない存在になるという悲しい話です。

ライオンのようなサラリーマン

ライオンって、これまでがんばってきたサラリーマンと似ていると思います。

僕はバブル時代には学生だったんですけど、当時は世の中浮かれていました。学生の売り手市場だったので、人事の人に接待とかされていましたからね。どの会社も人が足りなかったので、大量に新卒の採用をしていました。

その後にバブルは崩壊してしまい、途端に就職は厳しくなりました。この時期を就職氷河期と言います。

しかし、バブル期か崩壊直後に就職をしていた人は、20代なのでリストラの対象にもならずに会社にいられました。

しかし、その後のリーマンショックなどで、大量に採用された人は一気に不要な人になってしまって、

大量にリストラされてしまいました。年齢的には50代ですね。さらには、新型コロナウィルスの影響で、ライオンのような人が続出しています。

ライオンの放出は今後も加速していくと思われます。というのは、コロナの影響は、誰が悪いわけでもないという大義名分があるので、リストラがしやすいんですね。ので、大企業なんかは便乗リストラをやる可能性があります。

中小企業は、経営者と社長の距離が近いので、リストラするのが難しいという事情があります。ですが、「コロナなのでごめん」というのはありなんですね。

もちろん、苦しい時に一人も人を切らないという経営者もいます。こうした経営者の下にいる人はラッキーです。しかし、甘えていてはいけません。

いい経営者の下にいるからこそ、がんばらないといけません。

ライオンのようなサラリーマンとは、かつての栄光を拠り所に社内にいる人のことです。こうした人はかなり危険だと思います。

リストラされるライオンさん5選

役に立っていないなら、役に立つようにがんばればいいのですが、がんばらない人というのがいますんで、コンサルタントの目から見た「経営者がリストラしたい社員」についてお話しします。

1:売れない営業マン

営業力で数字を作ってきた会社は、売れていない営業マンを雇っておく体力がありません。特に飛び込み訪問や電話営業で実績を上げてきた人は、時代に合っていないかもしれません。それでもがんばればいいのですが、体力と気力が衰えて、昔のように動かない人はライオンさんです。売上が急に回復することがない場合、かなりやばいと思ってください。

2:I Tスキルの低い人

これは大企業の人に当てはまります。中小企業の場合は、メールとかシステムに入力ができれば大丈夫なこともあるんですが、大企業は今後、仕事がI T化してシステムが進化します。こうした時に、「これどうするの?」とか言っている人は無能だと判断されてしまいます。

3:暇な人

在宅ワークをしている時、やることがなかった人、休業補償があるから休んでほしいと言われていた人、戻ってくる場所はないかもしれません。

で、最もヤバイ人ですが、

4:経営者とか会社の文句を行っている人

給料が安いとか、仕事がつまらないとか言っている人ですね。とっとと他に行ってくださいという話になってしまいます。

さらにやばい人を紹介しますと、それは

5:部長

割と多いのが、部長なんですけど、何の仕事をしているのかわからない人っています。社員もよくわかっていない。でも、部長なんで給料が高いとなれば、無料で引き取られるライオンになってしまいます。

金融機関とか保険会社の部長さんは、関連先に出向することがありますけど、転籍になった瞬間に注意が必要です。

ということで、リストラされそうな人5選について話しましたが、そんなに恐れることはありません。

要は、ちゃんとお金をもらえる仕事をすればいいということですから。

最後に

リストラをされるような人材でないにもかかわらず、会社の都合でリストラの対象になっている人もいます。こうした場合、退職金など、出来る限り有利な条件を引き出しつつ、先に転職活動を始めておくと安心です。

転職サイトはたくさんありますし、転職先は探しやすくなっているので利用しない手はないですね。

その際、尖った人材ほど尖ったサイトに登録をする方がいいでしょうね。

この記事ではこれからリストラの可能性がある人について考えてみました。能力がある人でも、会社の都合でリストラをされる時代です。まずいと思ったらリストラをされる前に先に手を打ちましょう。

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