これからの問題を解決するための問題解決能力4つのステップ

あなたは、問題を解決する能力を有しているでしょうか?

現在、問題が山積しています。

しかも、かつて体験をしたことのない問題が、私たちの前に立ち塞がっています。この問題に私たちはどう立ち向かえばいいのでしょうか?

私たちは抱える最も大きな問題は、誰も助けてくれない時に、どのように生き延びるのか?ということです。この記事では、大きな問題に直面した時に、どうのように生き延びればいいのかを考えます。

もし、火星に取り残されたら?

あなたが宇宙飛行士だとして、火星探索中に事故に遭い、たった一人で火星に取り残されてしまったら、どうするでしょうか?

マット・デイモン主演の「オデッセイ」は、火星に取り残された男と彼を救出しようとする科学者の仲間たちの奮闘を描いた映画です。

かつて火星に取り残された人はいないわけで、この場合、前例をリサーチしても解決策が出てくるわけはありません。考えうる知恵を総動員して問題解決に挑まなければなりません。

現在新型コロナウィルスの感染拡大は、営業の自粛と経済活動の両立をいう矛盾を抱えた問題となっています。人類が経験したことのない問題の最中、私たちはどう問題に向き合えばいいのでしょうか?

会社の売上が激減したら?

会社の売上が激減したら、あなたはどうするでしょうか?経営者であるなら、会社を存続させ、従業員の生活を守らなければなりません。

まず、解決策として思いつくのは、

・支出を抑える

・補助金や融資を検討する

仕事がない以上、従業員を休ませ、賃金は休業補償で賄うという対策を実施している企業も多いでしょう。しかし、それだけでは赤字を補填することはできません。

次に、売上を上げる方法を考えます。営業活動ができない飲食店なら、テイクアウトや通販事業を開始するでしょう。しかし、それだけでは十分な売上確保はできません。資金とにらめっこしながら、新型コロナウィルス感染の早期収束を願う。

ただ、現状では、収束時期が見えず、収束後に景気が急激に回復するとは限りません。政府は景気浮揚策を打ち出すでしょうが、感染が再び拡大すれば、景気の回復はずれ込むでしょう。もちろん、政府の財政も無限ではありません。

難問です。

問題の本質とは何か?

問題解決にあたり、大切なことは問題の本質とは何か?ということを特定することです。

たとえば、日本の基幹産業である自動車産業も、コロナウィルスの影響で大きく業績を落としています。しかし、それ以前から国内の新車販売台数は減少しており、好業績を支えていたのは、北米や中国でした。

そう考えれば、いずれ新車の販売数は頭打ちになるということが予想されます。

当然ながら、自動運転やIT化など、次の展開を見据えた展開が行われています。

一方で、中小企業では、従来の事業を継続しており、マーケットが縮小することがわかっていつつも、新規事業の着手が遅れている企業が少なくありません。新型コロナウィルスにより、一気に後手に回ってしまいました。

問題は、「売上が下がっている」ことでもなく、「新型コロナウィルスの拡大」でもなく、市場性のある新規事業を打ち出すことができなかったということです。

企業は新規事業を、社員はスキルアップを

どんな理由であれ、売上が低迷している企業では、製品やサービスの市場が下がっていることと、新しい価値を生み出す社員のスキルが足りないという問題が起こっています。

この問題を解決するためには、次の4つのステップが必要になります。

1:何が問題なのかを特定する

たとえば、売上が上がらないという問題の原因を「新型コロナウイルスの影響」としてしまうと、収束するまで手の打ちようがありません。しかし、コロナの影響を受けつつも、売上を上げているところもあります。この場合は、自社の事業領域が狭いということが問題になるのです。

2:解決をした状態を想定する

解決した状態はどんな状態なのかを明確にします。この場合は、新しい事業を構築するということになりますが、どのような事業を構築しているのかも明確にする必要があります。外出規制が行われても収益が確保できる事業の確立と収益額の目標設定をします。

3:解決策を考える

売上の他の柱となるための新規事業を構築するにあたり、人材、リサーチ、事業化の推進に当たってのチーム編成を行います。

4:問題解決を阻むものを取り除く

人材、ノウハウ、資金など、不足しているものがあれば、それを補わなければなりません。社内のリソースを使うのか、外部から招聘するのかなど、問題解決の障壁になっているものを取り除きます。

どれから対応していくのかの優先順位が大切です。問題解決の問題を取り除かなければ、問題の解決には至りません。

もう、これまでのスキルでは問題が解決しないかもしれません。しかし、この問題は、人工知能がほとんどの仕事を代替えするという提言がなされていました。今さらの話ではないのです。

自らの問題は自らが解決できる人材になる。それが、難しい問題が山積する時代に生き延びるスキルだと思うのです。

まとめ

この記事では、正解のない問題に挑む4つのステップを紹介しました。これから未知の問題は山積します。また、人類が近くしていない問題の根がすでに生えているのかもしれません。問題解決とは希望をつなぐことであり、問題を解決することで人類は繁栄してきました。私たちの命を未来につなぐために、一人一人が問題解決力を身につけましょう。

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