サラリーマンが年収を上げる9つの方法

あなたは自分の年収に満足しているでしょうか?

多くの人が仕事に不満を持つのは、仕事内容と報酬が見合っていないからでしょう。一方で、収入が上がらないということは、お金を支払う側はあなたの仕事が、あなたが望む金額に見合っていないと判断しているからです。

このギャップを埋めない限り、年収が上がることはなく、不満ばかりが大きくなります。このサイクルは最悪で、どんどんあなたの価値を下げてしまいます。

何もしないで年収を上げたいと思っても、現実は厳しいです。年収を上げようと思うなら、年収が上がるような行動が必要です。

この記事では、年収を上げる考え方と方法について考えます。

なぜ、あなたの年収は低いのか?

まずは、自分の年収がなぜ期待通りではないのかについて考えます。主にサラリーマンの場合ですが、年収が低い理由は2つになります。

1:高い給料をもらえる会社にいない

給料水準の低い会社では、どんなにがんばっても給料は上がりません。また、成果に関係なく、一律何千円の昇給があると決まっている組織では、その通りのベースアップにしかなりません。こうした組織で年収を上げる方法は昇進するということですが、上のポストが詰まっている場合、その期待もできません。

国税庁の調査では、平均給与を企業規模別にみると、資本金2,000万円未満の株式会社においては425万円(男子517万円、女子258万円)となっているのに対し、資本金10億円以上の株式会社においては635万円(男子732万円、女子334万円)となっています。

企業規模と年収

出典:国税庁ホームページ

あくまで傾向ですが、中小企業よりも大企業の方が年収は高い傾向にあります。

自分の組織がどうなのかということは、上司に年収を聞けばわかりますね。お酒の席などで上司に年収を聞いてみてください。もし、不満を言っているようなら、あなたの将来も同じになる可能性が高いと言えます。

2:年収が上がる仕事をしていない

周囲と比較して出世が遅れていたり、給料が上がっていないとしたら、年収が上がる仕事をしていないということです。

具体的に言えば、

・仕事が遅い

・ミスが目立つ

・リーダーシップに欠ける

ということです。ほとんどの企業では、成果に直結する給与体系にはなっていません。ですから、年収を上げるためには、役職を上げることが重要になります。あなたの会社ではどのような人が出世をしており、その人はどんな部下を好むのか。小さな会社では社長の好みの人材が出世をします。

今後、あなたが出世をするかどうかで年収は決まってきます。今の会社にいる限り、あなたの年収はおおよその予想ができるでしょう。

収入が上がる人は成果にフォーカスしている

経済が右肩上がりの時代は、普通に仕事をしていれば会社の売上が上がり、社員に還元されていました。また、会社が大きくなれば役職が増えます。ですから、部下にもチャンスがありました。さらに、寿命が80歳以下の時代では、シニアは60歳で定年をするので、社員の入れ替わりもありました。

しかし、昨今では、会社は規模を縮小し、給料を抑える施策を考え、長寿化で会社を去らない高齢者が増えました。こうした時代では、普通に仕事をしていては給料が現状維持か下がる傾向にあります。

もちろん、どんな時代でも出世したり、自分で仕事をするなどして、年収を上げる人はいます。こうした人に共通するのは、能動的にお金を稼ぎに行っているということです。給料が上がらないとしたら、上がる方法を考えているということです。

もうひとつの共通点は、仕事の価値を時間ではなく、成果に置いているということです。たとえば、営業マンの場合、深夜まで残業をしても売上が0だとしたらマイナスの社員です。一方でサボっていても売上を上げている営業マンはプラスの社員です。サボることは褒められませんが、長時間労働よりも、どんな成果を出すのかで収入が決まってくることを知っているのです。

企業が従業員に支払う給料を投資と考えた場合、リターンの大きな人に多く投資をするのは当然です。リターンとは企業にもたらす利益です。営業マンに限らず、すべての社員に共通することなのです。直接売上に関与しない仕事をしている人は、仕事を時間で計測しがちです。しかし、この考えこそが収入が上がらない理由なのです。

コンビニエンスストアでバイトをしていても、よく気がつく人や接客力のある人は時給が上がります。逆にやる気のない人には、時給を上げようという気にはなりません。この点も錯覚をしがちなのは、勤務期間によってある程度の時給や給料が上がるからです。しかし、今後、この上げ幅は小さくなることが予測できるので、時間ではなく成果にフォーカスして仕事をすることが重要です。

お金を稼ぐという意識を持つ

ところで、あなたはどんな時にお金を払うでしょうか。

たとえば、食事をした時に代金を支払います。ファーストフードで食事をすれば、800円を支払い、フレンチレストランで食事をすれば5,000円支払うかもしれません。食事をしてお腹を満たすということは同じでも、「食べるもの」で料金は違います。

ベビーシッターさんを頼むとします。一人は、料金は安いけれど経験の浅い人で、一人は料金が高いけれど、経験豊富な人だとします。どちらに依頼するでしょうか。

きっと、あなたはお金を支払う対価を見極めて、選択決断をしているはずです。

年収を上げたいと思うなら、給料をもらうという考えからお金を稼ぐという意識に変えることが必要でしょう。ファーストフードの食事を手作りで提供していても稼ぎは増えません。むしろ、無料で長時間仕事をすることになってしまいます。まずいフレンチ料理を提供してもお客さんは来てくれません。人が認めない仕事には価値がないのです。

お金を稼ごうと思ったら、お金を支払ってもらえる商品やサービスを提供することが必要です。時間を提供するという価値以外の価値を仕事で提供してこそ、お金を稼ぐことができるのです。

年収の高い人の共通点

年収の高い人の共通点は、自分にふさわしい年収を知っているということです。積み上げ算式に年収アップを狙っても大きくは変わりません。その理由は、自分の年収を会社や依頼主に期待しているからです。

たとえば、年収500万円の人が年収1,000万を目指したとしたら、同じ仕事をしていては達成できないことは容易に想像できると思います。

年収を2倍にしようと思ったら根本的に収入を得る方法を変えなければなりません。年収の高い人は、お金を得る方法を変えて、目標設定と逆算ができています。

もうひとつの共通点は、何事においても他人の責任にしないということです。給料が安いのは会社の責任ではありません。その会社を選んだのは本人なので、不満がある場合は会社をやめて違う場所で仕事をすればいいのです。

最後の共通点は、エネルギッシュであるということです。よいと思ったことはすぐに行動します。うまくいかなければ軌道修正も早く、目標を達成するまでのスピード感があります。

年収を上げる具体的な方法

年収を上げるためには、年収を上げると決意するメンタリティが重要になります。効率的な方法はありますが、うまい方法はありません。

その点をご理解いただいた上で、ここからは具体的に年収を上げる方法について考えます。

1:残業代で稼ぐ

時間で仕事をしている人は、残業をすることで年収が上がります。平日に残業して、土日に出勤をすれば確実に年収は上がります。しかしながら、意図的な残業を見破られると承認制になるだけでなく、評価を落とします。時間で自分の対価を稼ごうとするのはやめましょう。

2:社内で出世する

サラリーマンを続けながらできる最も手堅くオーソドックスな方法です。30歳を過ぎれば勝負は決まっているかもしれませんが、新しいことをやることで浮上する可能性もあります。出世を目指す場合、次の点を意識してください。

2―1:社風に合わせる

会社には社風があります。社風に合わない人がいれば組織が乱れます。元気のいい会社であれば、自分の性格がどうであれ、元気よくするなど社風に合わせてください。中小企業の場合は、社風に合わせるとは社長の好みの社員になるということです。

2―2:目立つ

目立たない人はいないのと同じです。出世をしようと思うなら、大人しいのは損です。仕事はどんなことでも積極的にやりましょう。他部署にも顔を売ることで、社内でのコミュニケーション力が上がります・

2―3:成果を出す

会社が求める成果を出しましょう。営業マンであれば、売上目標は必達します。数字がない部署でも、評価基準はあるはずです。必ず、評価基準をクリアしてください。

2―4:味方を増やす

社内で誰かの批判は禁物です。力のある人はもちろん、力のない人にも声かけをするなど、社内で味方を増やしてください。味方が多いとできる仕事の幅が増えます。

2―5:リーダーシップを発揮する

上司をサポートして部下の面倒をみましょう。出世する人は必ずリーダーシップを求められます。

3:副業をする

残業が少ない会社で出世の見込みがない場合は、副業をしましょう。今後、サラリーマンでも副業が解禁になるので、早めに準備をしておくといいでしょう。ただし、儲かるからといって、専門知識のない分野に手を出すと失敗します。

代表的な副業は、

3−1:スキルを売る

システム開発やライティングなどのスキルがある場合は、クラウドサービスに登録して仕事を請け負うことができます。

3−2:物販

転売やアフィリエイトなどで物販をすることで収入を得ることができます。在庫を持たないビジネスもあります。

3−3:先生になる

コーチやカウンセリングの資格がある人は、クライアントを獲得して、休日にサービスを提供することもできます。

4:転職する

これまでのキャリアを使って、年収を上げてくれる会社に転職をします。大きな会社に勤めている人は、小さな会社に転職すると、これまで当然だったことが整備されていないことに気づきます。こうした点を提案することで、評価を上げて転職することができます。

また、勢いのあるベンチャー企業は社内制度が未整備になっていることが多く、人事や評価制度を作ることができる人が求められています。

その会社が必要としていることで、あなたができることがあれば年収をアップした転職が可能です。

私の場合は、大手の印刷会社から小さな会社に転職しました。企画や提案など、前の会社では当然だったことを次の会社に持ち込んだので、高い評価を得ることができました。結果、売上も上がったので、課長で入社しましたが、役員にまで出世することができました。

5:フリーランスになる

仕事が案件化できるなら、フリーランスになれば収入が上がります。昨今では、社員とフリーランス契約を結ぶ部会社もあります。勤めている会社が仕事を発注してくれるならラッキーです。

また、今の人脈で仕事を発注してくれる人がいるなら、フリーランスとして独立するチャンスです。

6:フランチャイズに加盟する

特別なスキルがない場合は、フランチャイズに加盟するという方法もあります。代表的なのはコンビニエンスストアです。人手不足もあり、よいイメージではありませんが、サラリーマン時代以上の年収を得ることは可能です。すでにシステムが整っているので、自前で考える必要はありません。

初期投資が必要なこともありますが、かなり多くの種類のフランチャイズが存在します。

自分に合ったフランチャイズがあるかどうかを確認してもいいでしょう。

アントレのサイト

7:起業する

拡張性のあるアイデアのある人や一人ではできないビジネスを考えている人は起業することもできます。ただし、斬新なアイデアほど売上が上がるまでにタイムラグがあるので、すぐに年収アップに結びつくかはわかりません。

勝負をかけたい人には、起業がおすすめです。

8:投資をする

資金がある場合は、投資をするということも考えられます。不動産でもマンション投資だけでなく、コインパーキング投資など、少額から参加できるものもあります。株式以外にも金融商品があります。ただし、リターンの大きなものほど、リスクもあるので、ご注意ください。

9:ギャンブルにかける

がんばりたくはないという人は、ギャンブルで一獲千金という方法もあります。宝くじやロトを買い続けるという方法もあります。しかし、勝ち続けることが保証されているわけではないので、期待をするとガッカリすることもあります。

「提供の法則」

サラリーマンが年収を上げる方法を考えてきましたが、仕事かビジネスで稼ぐという方法が最も確実ではないかと思います。

その上で、どんな仕事をすればいいのかという基準をお話しします。

まず、仕事とは何か?ということです。実は、この点がわからずに作業をしている人が少なくありません。作業をしている人は、やがて機械に仕事を奪われてしまいます。

仕事とは、人のして欲しいことをするということです。自分がやりたいことをやればいいというものではありません。人のして欲しいこととは、問題解決か幸福体験です。このどちらかか、もしくは両方を提供している起業や仕事は必ず成功します。

たとえば、ディズニーランドは、非日常という幸福体験と家族のコミュニケーションという問題解決を一度に行っています。

すべての仕事は、問題解決か幸福体験にためにあります。この点を覚えておいてください。

収入を上げようと思うなら、「提供の法則」を発動させてください。

提供の法則

1:人が欲しいものを欲しい条件で提供すれば、成功する

2:欲しい人が増えるほど、成功は加速する

収入を上げようと思うなら、まずは、人が欲しいものを提供してください。

まとめ

この記事では、サラリーマンが年収を上げる方法について考えてきました。年収に上がらない人は年収が上がらないメンタリティで年収が上がらない仕事をしています。逆に、年収が上がる人は、年収を上げるために戦略的に行動をしています。

年収を上げたいと思うなら、年収が上がる行動をしてください。

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